2019年12月7日土曜日
また会う約束など
春の夜。赤坂。 店を出ればそこはミッドタウンの裏手に広がる閑静な住宅街。カンボジア大使館前の坂道をHとTと3人で登っていく。店にいる間にだいぶ気温が下がったようだ。 Hとは30年前に、ぼくが新卒で入った会社で出会い(同期入社だった)、彼女が営業、ぼくがプランナーと...
2018年12月13日木曜日
前世の記憶と虫の声
大学生の頃に住んでいた古いアパートは、裏手が空地になっていた。そこはぼくが住み始めた時からすでに空地で、7年後に引っ越した時も空地のままだった。誰が手入れすることもなく、草が伸び放題で、虫たちの天国のような場所だったから、毎年秋になるともう喧しいくらいの虫の大合唱を聴くことができ...
2017年9月26日火曜日
深夜のローソンと生物教室のパーティ
深夜3時。まだ起きている妻と息子を誘って、近くのローソンまで買い物に出る。 雨がアスファルトの暗い路地を濡らしている。 帰り道、買い物袋を提げて前を歩く息子の背中を見ながら、ぼくは高校生の時のある情景を思い出す。 … Yの誕生日を祝うために、ぼくたちが生...
2017年3月7日火曜日
ルネッサンス訪問記
ホットコーヒーとジュースと紅茶しかないメニューは健在だった。 昔、中野サンモール商店街の脇道にあった伝説の名曲喫茶「クラシック」。高齢の創業者が亡くなった後2005年に閉店したが、スタッフが調度品を買い取って高円寺に店を復活させたと聞いていた。 高円寺は娘が一人...
ラベル:
パッフェルベル「カノン」,
劇団唐組,
鳥山昌克,
名曲喫茶「クラシック」
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